あほな話

あほな話

2019-01-01から1年間の記事一覧

最後の記事

新しいブログhttps://lucythunders.muragon.com/に引っ越そうと思う。ちゃんとした理由は無い。飽きるたび引っ越しを繰り返す誰かのように、偶然見つけた別の場に惹かれたから。

無の瞬間

何もしていない時こんな感覚になることがある。 この世界には本当は何も存在しない。世界に存在している物事は実はすべて幻だ。本当は何もないのだけど、本来あってはならない、真実と違うありえない物事を、あたかも存在するかのような現実が作り出された。…

安物買いの銭失い

三年前に買った激安の△□電機の電子レンジ。加熱スタートしたとたん、部屋中に響き渡る「グオー、オンオンオン、カタッ、ガガガガグァーッ」という感じのけたたましい異音が時間とともにどんどん悪化していき、しかも、加熱時間が終わっても扉を開けても止ま…

彼女の苦しみ

若い時から白髪だらけで、中年になるころにはすでに老人のような髪だった。しかしそんなことは最初からどうでもよいほど、頭の先から足の先まで調子が悪い。頭だけが熱くなって頭痛になる。昔は薬に頼っていたけど、良くないので今ではおでこに冷シップを貼…

生物や宇宙の妄想話

彼女は理系の人で、自然科学が好きだ。彼女は昔からよくこんな話をしていた。 生物は自らの姿を変えて進化しただけじゃない。遭遇した別の生物と合体することでも進化した。生物同士はまず食うか食われる関係になる。しかし、食われても消化されず、自分を食…

サナギ

スーパーで買った青菜をゆでて食べていると、 その青菜の間にこんなものを発見した。 ゆでられたサナギ しかしこれ食べられるどころか、良質なタンパク源だろうが 食べる勇気は無かった。で、そのまま生ごみに。 青菜は全部いただきました。 どこのスーパー…

体調不良

彼女は年齢とともに増えていく慢性的体調不良で苦しんでいる。今では、頭の先から足の先まで調子が悪いところがある。すでに幼児期から不調を感じていて、最初は息苦しさだった。出生時に先天的異常を指摘されていたことを親から聞いた。それは心臓と脚とあ…

過去からの解放

「いつまでも過去にこだわっていると前に進めない。そんなものはさっさと忘れて、今すべきことを…」そういう他人の言葉に彼女は疑問を抱いていた。彼女が過去にこだわる理由は、前進のために必要な今の問題を解決する鍵が、過去にあることがわかっているから…

小さな幸せ

彼女は、その日の食材を買いに行くいつもの道中、 不用品処分の陶器が歩道の隅に置かれているのに気付いた。 値段はどこにも書かれておらず、お金を入れる容器もなく 好きなだけ持ち去ってくださいみたいな文が書かれてあった。 それは少し汚れていたり、ほ…

性別の思い込み

ネット上の写真や言葉だけでしか知らない誰かの姿を男性か女性かどちらかに思い込んでいて、ある時ふと、より真実に近い性別に気付いて驚くことがある。自分のことを「俺」と書いていた、ある人がある日ふいに生理的に女性しかありえない内容の話を書いたり…

何度も繰り返す悪夢

また大学を卒業できない夢を見た。この類の夢は最も多い悪夢で、その時の気分は二度と味わいたくないほど耐えられないのに耐えるしか他にどうしようもない感覚。現実にはさほど苦労せずに卒業できたという事実のほうが一度限りの儚い夢だったかのような、は…

展示会

今年の夏も、つかの間の船旅をすることになった。寄港地には有名な水族館があって興味があるからそれだけ見学しようと思う。水族館だけでなく動物園全般だけど、いわゆる「気持ち悪い」生物は昔、少ないながら展示されていたけど、時代とともにますます減っ…

試験の悪夢

奇妙な夢を見た。何かの試験のようなものに挑んでいた。私が経験してきた昔の試験というものは、正解の選択だったり単語や文だったり数式を解答に使うものだけど、その夢に出てきた試験は、もっとも簡単なものでも芸術作品のような図や絵で回答を示し、他は…

虚しい日々

最近、書けなくなった。 四冊セットのある難解な本を読み始めたせいかもしれないが。 面白いから、あの話を書こうとか、 不思議な夢を見たから書こうとしたことを、 完全に忘れてしまうのだ。 テレビで「遊び」に関する哲学の話題を見た。 遊びには以下の四…

近、自分のことを不幸だと思い知った。本当に悲しくなった。家族に酷いことをされて隠れて泣いていた昔は、自分の涙に、これは本物の悲しみではないと感じていたのは正しかったかもしれない。本当に悲しい時、涙は一滴も出ないのだ。心の底よりも奥深いとこ…

許せない存在

ある凶悪犯罪者が刑務所の中でインタビューを受け、カメラに向かって心の内を明かしている場面を私は何度も思い出す。「俺は、こんな人生さっさと終わりにしたい。」私はまったく犯罪と関わりの無い生活を今までずっと続けられたにも関わらず、感じている事…

違う考え方

ある年配の人が「日記なんかネットに公開せず紙に書いたらいいのに」と言った。よくある話だと思うけど、私は忘れられない寒気を覚えた。私にとって「ずいぶんひどいことを言われた」感覚だった。その人がそういうふうに言った理由を最近やっと知った。その…

自然災害の夢

自宅から外を眺めていると、はじめ曇っていて 次に晴れて、再び曇り始めたかと思うと、 上空に強烈な風が吹いていて、雲が猛烈な速さで 流れていた。その雲がみるみるうちに低空へ下がり ついに家の屋根近くに来た時、それが雨雲というより 海をひっくり返し…

許され難い死に方

不治の病が原因の苦痛が強すぎるから、あるいは そういう難病に罹ることが確実になった場合、 それ以上苦しまないため、あるいはそんな苦しみを 味わうまで生きることを防ぐため、安楽死することや、 そうして亡くなった人や、自力で死ねない人のため …そう…

不完全すぎる世界

何を見ても何をしても喜びや楽しさを感じることがほとんどない。ただ、怒りや悲しみや寂しさや得体の取れない不快感ばかりが強く何度も襲ってくる。日々目にする他人と比べれば、私は恵まれた生活をしている。地獄のような生活、奴隷のような生き方しか知ら…

意識と視野

ビッグバンを境に宇宙と反宇宙があって反宇宙の時間は逆向き。その図を見て思った。 一対の宇宙を含むもっと範囲の広い本当の全体があって、ある限られた部分だけを意識し他を無視して、得られる不完全な世界を経験することが、この世に生まれていつか必ず死…

消えた家鳴り

最近はじめて自宅の家鳴りがほとんどなくなった。子供の時から、実家や寮や社宅の部屋から今のマンションまで長年ずっと、いろんな家鳴りを聞いて暮らしてきた。旅行先の宿泊施設では鳴らない音だった。会社の独身寮で同僚が私の部屋に来た時、変な音が多す…